第26回秋田県多喜二祭


第26回秋田県多喜二祭(1991年2月17日)

記念講演は碓田のぼる氏

秋田県多喜二祭実行委員会(花岡 泰頤実行委員長)が17日、秋田市 文化会館で「第26回秋田県多喜 二祭」をおこない、130人余が参 加しました。
 同多喜二祭は秋田県出身のプロレ タリア作家・小林多喜二の生涯と文 学を記念して1962年に文学愛好 青年らがはじめたもので、今年が30 周年です。
 日本歌人協会事務局の碓田のぼる 氏が「小林多喜二と石川啄木」と題 して記念講演。妻節子の家出や大逆 事件を通して啄木が生活や社会に目 座目、「文学そのものが政治に真正 面にたち向かわなければいけない」 とした到達点を18歳年下の小林多 喜二が受け継ぎ実践したとのべ、 「多喜二と啄木は直接出会ったこと はなかったが黙契者の関係にあった」 と話しました。
 第1回県多喜二祭で北方自由詩人 集団「処女地帯」同人の一員で主催 者のひとりだった中川利三郎氏(元 衆院議員、日本共産党知事候補)も 挨拶し、「多喜二の生涯と文学 は日本現代史の栄光である」「多喜 二がウンウンうなって書いたのをう けとめ、いま私たちが何をつくり何 を書くか」と問いかけました。
 多喜二祭賞は「鈴木清文学碑建立 委員会」と『戦旗』にも作品を発表 している多喜二と同時代の童話作家 でいまでもおう盛な創作(詩)活動 を続けている武田亜公さ ん(84・秋田県協和町在住)に 贈られまました。


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