第25回秋田県多喜二祭


第25回秋田県多喜二祭(1990年2月24日)

中川さんへ多喜二祭賞

第25回秋田県多喜二祭が24 日午後、秋田市文化会館で、約130 人が参加して開かれました。
 主催者を代表して見上学氏(日本 民主主義文学同盟)が「小林多喜二 の生涯とその文学に学び、現代に受 け継ぐことの意義がますます大きい」 と多喜二祭の今日的意義にふれ開会 挨拶をしました。
 大阪谷邦雄氏(ABS秋田放送) が、小林多喜二の作品『蟹工船』の 一部を朗読、紹介しました。
 また秋田合唱団が「戦場に春が来 た」「津軽」など4曲を合唱したあ と、映画『蟹工船』が上映されまし た。  映画『蟹工船』は、日本プロレタ リア文学の不朽の名作で、小林多喜 二の同名の小説を映画化したもの。 山村聡監督の第1回監督作品で、独 立プロ映画の記念碑的作品です。
 参加して男性(28)は「いやあ 素晴しい映画ですね。かつての日本 の政府と独占資本・軍隊は、あの天 安門事件と同じことをやったんです ね」と語ります。
 また、ある女性(34)は「ああ いう原始的労働と搾取があった。し かし、今も、形はかわっても私たち の廻りに似たようなことがまだたく さんありますね」との感想を語っ ていました。
 秋田県多喜二賞は、多喜二祭実行 委員会(鈴木清代表)から、日本民 主主義文学同盟員・中川利三郎さん と、創立10周年を迎えた文芸サーク ル「ふづき」に贈られました。
 中川さんは「いずれ正義が花開く 日がくることを確信している。政治 と文学を統一し、自己の内面でのだた かいを文学作品に結晶させた、小林 多喜二に学んで、奮闘を続ける」と 受賞の言葉を述べ、参加者から大き な拍手をうけました。


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