第21回秋田県多喜二祭


第21回秋田県多喜二祭(1986年2月23日)

記念講演は佐藤静夫氏

秋田県の生んだプロレタリア作家・ 小林多喜二の生涯と文学に学び現代 に受け継ごうと「第21回秋田県 多喜二祭が23日午後、秋田市の 千秋会館でおこなわれました。
 文化団体、文化サークルなどの関 係者はじめ、婦人、青年、一般市民 など約130人が参加。「天皇在位 60年」のキャンペーンが行われて いるなかでの多喜二祭だけに、参加 者は戦前の天皇制警察の手によって 虐殺された小林多喜二の生涯をしの び、その革命的文学のもつ今日的意 義をかみしめあいました。
 「現代文学の反動的潮流の中での小 林多喜二を考える」と題して、文芸 評論家・日本福祉大学教授・佐藤静 夫氏(民主主義文学同盟副議長)が 記念講演。
「現代の反動的文学の潮 流の共通した特徴は、平和と民主主 義を否定し『大君の辺にこそしなめ』  こそが美しい人間の生き方である とする天皇制的道徳観、文化観にあ る」、「昭和史から戦争を抹殺すべき だとする侵略戦争の美化、天皇制国 家理念の復権にほかならない」とき びしく批判。
 「小林多喜二は、日本の近代文学史 上はじめて天皇制フフソズムと生涯 をかけてたたかった作家であった」 と作品を紹介しながら強調しました。  最後に、本年度の「多喜二祭賞」 が長年の文学活動の業績をもつ和泉 竜一「秋田民主文学」編集長に贈ら れました。
 集会では、日本共産党秋田県委員 会こだま金友文化部長(参院秋田選 挙区予定候補)が参加者に紹介され ました。


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