木内和香


秋田県多喜二祭つれづれ

■下川沿国道の辺に立つ木塔多喜二生誕の地と宣言し居リ
多喜二論ずる若きグループに連なりて我れ一介の老女なりけリ
仕事終え仮の事務所に集いければ熱気溢れて案内状造る
千通余の案内封書を胸に抱き終業間際の窓口に走る
凍れると二月の夜空仰ぎ見る滾るものあリ多喜二祭終えて
祭り後の文学講座も楽しけれ中央講師の座に近々と
手に残る土井大助の色紙あリ寒風吉田あさ皆懷かしき
七十余年悔いなき歩みを信ずるも多喜二に連なる道を思えば
戦争法に毅然と抗する若人等に多喜二の面影確かめ居リぬ
幾年を県多喜二祭に連なりて多喜二の遺志を若き等に見る

きのうちわか:秋田県多喜二祭実行委員会メンバー。秋田市住
inserted by FC2 system inserted by FC2 system